
1.足半をランニングで使うのはどうですか?
2.足半のお手入れはどうしたらいいですか?
3.床にタイヤの跡がつくのですが?
1.足半をランニングで使ってもいいですか?
その昔、飛脚が使っていたといわれる足半。
これを使って走ってみたい気持ちもわかりますが、まずは足(身体)を作ってください。
これさえ履けば・・・と夢を見がちですが、あくまでも身体の能力を引き上げる道具(履物)として生まれたのが足半です。
これを履くだけで、速く走れるわけではありません。
100年以上前の飛脚の写真ですが、このドッシリとした足腰を見てください。
裸姿で走る早飛脚は羽織代わりの刺青を誇っていた。
日下部金兵衛・1841-1937幕末-明治時代の写真家。
長崎大学付属図書館「幕末・明治期日本古写真コレクション」より
オススメは室内でのスローランニングです。ものすごくゆっくり、コマ送りのようにゆっくりと走る練習をしてみてください。身体のどこに圧力がかかるのか、負担がかかるのかがよくわかり、それを元にロスなく動く練習です。
2.足半のお手入れはどうしたらいいですか?
竹皮は天然素材なので、湿気を嫌います。カビなどの原因になりやすいので保管は気をつけてください。
濡れてしまった場合は、天日でよく干してください。
足は1日にコップ1杯分の汗をかくといわれています。
たまに洗剤を使わずに、水洗い(ぬるま湯)で洗ってあげてもよいです。
竹皮は意外に丈夫で、ぐっしょり濡れても、キチンと乾かせば固さが戻ります。何回まで洗っても大丈夫なのか?の耐久性テストはできておりません(3回洗った物を使っていますが、今のところ壊れてはいません)。
3.床にタイヤの跡がつくのですが?
タイヤ底に関してはメリット・デメリットがあり、悩ましいところです。
タイヤ底は2つの目的があって採用しました。
1つは、高さの保持。
竹皮は1ヶ月も使用するとペタンコになってきます。
適切な高さが保たれるように、タイヤ底を使用しています。
昔の手編みの足半は、ペタンコになったら捨てられていましたが、現代ではそのような使い方では、コストパフォーマンスが悪いのでタイヤ底を採用しました。
2つめは、竹皮クズの飛散防止。
底になにもないと、竹皮クズや芯縄の藁クズが大量に出ます。
クズ飛散防止にもなり、滑り止めにもなっています。
デメリットは、特に新品はタイヤの跡がつきやすいです。
気になる方は、購入後にぞうきんで底を拭いてください。タイヤ
がなじんできたら、跡はつきません。
タイヤ臭に関しては、数週間で揮発して、臭わなくなります。
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